新聞記事2004

■ホタル幼虫50匹を放流 (毎日新聞)

 川口市の「安行みどりのまちづくり協議会」は同市安行原のせせらぎにゲンジボタルの幼虫約50匹を放流した。5月5日にヘイケボタルの幼虫数千匹を放流予定で、6〜7月に「ホタルの里」誕生を願っている。

 飼育は4年前から始め、卵四つから増やし続けた。第1号放流者は岡村幸四郎市長。約1センチの幼虫を、えさのカワニナと一緒にわき水の中に放った。

 林の中はヤンマが飛び交い、県が準絶滅危惧(きぐ)種植物に分類しているイチリンソウ自生地もある。同協議会の小林進会長(62)は「自然の大切さを知ってもらい、里山づくりへの理解を深めてもらえれば」と話している。【森国郎】(4月20日付、毎日新聞埼玉版)



■川口の群生地で見ごろ イチリンソウ (読売新聞)

清楚な白い花を咲かせるイチリンソウ  都市部での自生が珍しいイチリンソウが、川口市安行原の群生地で清楚(せいそ)な白い花を咲かせている。今年は、例年より1週間ほど開花が遅く、20日ごろまでが見ごろ。イチリンソウはキンポウゲ科の多年草で、1本の茎に直径4―5センチの花を1輪だけ付ける。群生地は、同市安行領家の川口緑化センターの近くで、3月に公有地となった台地のへりの斜面。約1000平方メートルがさくで囲まれている。

 イチリンソウの保護を委託されている「安行みどりのまちづくり協議会」の小林進会長(62)は「イチリンソウの花は、初めは小さいものが日ごとに成長して大きくなる。これからは咲く花の数も増え、白いじゅうたんを敷き詰めたように見えるはず」と話す。

 朝夕は花が閉じるため、午前10時ごろから午後3時ごろまでに訪れるのがよいという。同協議会は、「イチリンソウ・ウオーク」を17日に開催する。三重塔がある西福寺やイチリンソウ自生地などを巡り、川口緑化センターまでの2・5キロのコース。埼玉高速鉄道戸塚安行駅の駅前広場を午前10時半に出発する。参加費は300円。問い合わせは、同協議会事務局の加藤良江さん(048・296・2709)へ。 (2004年4月11日付、読売新聞さいたま2面=写真は、清楚な白い花を咲かせるイチリンソウ)



■“イチリンソウ”かれんに(朝日新聞)

“川口市安行原に自生するイチリンソウが満開になった  川口市安行原に自生するイチリンソウが満開になった。白いかれんな花が揺れ、訪れる人を魅了している。

 県南東部の群落は珍しく、02年に同市の天然記念物になった。一帯は「興禅院・赤堀用水沿い斜面林ふるさとの森」として緑地保全地域にも指定され、県と川口市は3月に自生地1050平方メートルを公有地化した。

 ムクノキやイヌシデなどの林の中で、日中に開花し、夜はすぼむ。長持ちするので来週末ごろまで見られるという。安行みどりのまちづくり協議会(小林進会長)が世話をしている。

 立ち入りは禁止。付近に駐車場はなく、問い合わせは川口緑化センター(電話048・296・4021)へ。(2004年4月16日付、朝日新聞埼玉版=写真は、川口市安行原に自生するイチリンソウが満開になった)


    >> 2004イチリンソウ開花


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新聞記事2003

■“イチリンソウ”かれんに(朝日新聞)

“イチリンソウ”かれんに  川口市安行原の斜面林に群生するイチリンソウが開花した。19、20日の土日ごろが見ごろになりそうで、安行原イチリンソウ自生地保存会(中山謙二郎会長)が現地に案内所を設けている。

 イチリンソウは1本の茎から通常一輪のかれんな白い花をつける。県南東部での群落は極めて貴重とされ、同市教委が昨年3月、自生地1050平方メートルを市天然記念物に指定した。

 保存会が丁寧に管理しており、今年もたくさんのつぼみが膨らみ、開いた。付近には駐車場がなく、歩きで安行の植木とともに楽しんでほしいという。問い合わせは川口緑化センター(電話048・296・4021)へ。
  (2003年4月17日付、朝日新聞埼玉版=写真は、“イチリンソウ”かれんに)




■花咲く住民の保存活動
イチリンソウ開花 川口の群生地(読売新聞)


 川口市安行原の斜面林で、都市部での自生は珍しいイチリンソウが今年も花をつけた。地元住民の熱心な保存活動が、可憐(かれん)で清楚(せいそ)な白い花となって結実した。

清楚な白い花を付けるイチリンソウ  イチリンソウ群生は7年ほど前、専門家による安行地区一帯の植物調査で確認された。地元の「安行まちづくりを考える会」(中山謙二郎会長)などが中心となり、群生地を竹垣で囲ったり、雑草を刈り取るなどの保存活動を続けてきた。

 川口市は今年3月、市の天然記念物に指定し、保存活動を支援することにし、地元でも、考える会が中心となって「安行原イチリンソウ自生地保存会」を設けた。

 イチリンソウは、中山会長の私有地内約1050平方メートルに自生。また、群生地やその周辺は、ふるさとの森として、地元の人たちが保護活動を展開している。

 中山会長は「訪れる人は、竹垣の外からマナーを守って、自然を愛する優しい気持ちで応援して下さい」と話している。

 群生地は市内安行領家の川口緑化センター・樹里安から徒歩。問い合わせは、同センター(048・296・4021)へ。

 【イチリンソウ】 広葉樹林の中で生育する多年草で、1本の茎から1輪の白い花をつけることから、この名がある。県内では、県西部の山間部の雑木林で見られるが、都市部では見られなくなった。県のレッドデータブックでは、生育環境の変化によって絶滅の恐れがある準絶滅危惧(きぐ)種に指定されている。

  (2002年4月9日付、読売新聞埼玉県南版=写真は、清楚な白い花を付けるイチリンソウ


■「植木の開祖」の記念祭 川口で来月
吉田権之丞の没後300年で


 川口市安行地区の「安行の植木」の開祖とされる吉田権之丞が、没後300年を迎えるとして、同市内の安行観光協会(五島淳会長)や各緑化団体が中心となって、5月4日に「吉田権之丞祭」を開催する。礎を築いた権之丞の功績を刻んだ記念碑の建立や、振袖火事を題材にした書き下ろしシナリオ「巷談・振袖火事」などの朗読劇、みどりのフォーラムを開催し、植木産業の振興につなげることにしている。

 「安行の植木」は、江戸時代初期から始まったと言われ、約380年の歴史がある。権之丞は1652―54年にかけ、切り花や植木を江戸で売り出し、安行の名を広め、1657年(明暦3年)の明暦の大火(振袖火事)で江戸が焼けた際、建築用のカヤやワラの売り込みに併せ植木や花を出荷し、評判となった。

 同市安行吉岡の金剛寺にある権之丞の墓の陰刻や同寺に残る過去帳によれば、権之丞は1703年(元禄16年)に亡くなったとされる。

 権之丞祭では、「植木の開祖 吉田権之丞翁」と記した記念碑の除幕式、「安行の植木」が広まった背景の大火を題材にした朗読劇「八百屋お七物語」と「巷談・振袖火事」の2題を上演する。

 「巷談・振袖火事」は、小泉八雲の「怪談」にある短編「振袖」をベースに、放送作家の西沢寛さんが書き下ろした新作で、日大芸術学部の朗読研究会からスタートしたプロの朗読集団「ぶれさんぽうず」が演じる。

 また、緑を生かした暮らしの空間創出をテーマにしたフォーラムも開催。植木の里を散策する安行スタンプラリーも予定されている。

 朗読劇とフォーラムは5月4日午後1時30分から市安行公民館、定員は200人。無料。スタンプラリーは5日、参加費は300円。問い合わせ、申し込みは、川口緑化センター(048・296・4021)へ。
  (2002年4月9日付、読売新聞埼玉県南版)

    ●読売新聞さいたま支局のホームページ



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